「ええたい、してみったい」から始まった、私の小さな挑戦

Craft

「教室ば始めようと思うったい……」

15年前の春。
人見知りで、慣れない電車の乗り換えにさえドキドキしていた私が、口にした言葉でした。
熊本から出てきて、友達も土地勘もない場所。
普通なら「無理せんでよかよ」と言われそうな場面で、パートナーが返してくれたのがこの言葉でした。

「ええたい、してみったい(いいじゃない、やってみれば?)」
(パートナーは熊本出身ではないのでこの言葉じゃないかもしれないけど、そういうニュアンス)

その一言に背中を押され、看板を掲げたのが最初のアトリエ『Atelier 聡 ‐saw‐』。
私の名前の一文字と、「縫う(Sew)」という言葉をそっと重ねて。

当時の私は、パッチワークや布小物のレッスンを主軸に、とにかく「目の前の生徒さんに喜んでもらいたい」と必死でした。
実は、今でも初めての生徒さんをお迎えする時は、心臓が飛び出るくらい緊張しています(笑)。
かなり激しい人見知りは、15年経っても、抜けない熊本弁と同じで、私の愛すべき一部のようです(;’∀’)

でも、あの時「してみったい」と言ってもらえたから、今の私があります。
パッチワークの針を動かし続けてきたあの時間が、のちにパンチニードル・ラグフッキングという「運命の出会い」を引き寄せる、大切な伏線になっていたのです。

お教室は15周年を迎えます。